片頭痛(あるいは偏頭痛とも書きます)や頭痛に漢方薬が有効であることを書いています。
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昔から「私は頭痛もちで…」とおっしゃられる方が結構います。 軽度のものから、命にかかわるような危険なものも当然あります。 くも膜下出血などの脳出血などでしたら大変です。今までに経験したことが無いような頭痛が生じた時は、なるべく速やかにお医者様に診て貰うことをおすすめいたします。 私の知人で、一週間位の異常な頭痛が続いたのに、無視したために鬼籍となった人がいます。 今回はそういう危険なものは別にしまして、お悩みの症状、特に「片頭痛」と漢方の有効性を考えてみたいと思います。 頭痛は現代医学の分類では、大きくは次の3つのタイプに分けられています。 1. 緊張型頭痛…重苦しい感じが続く最も多いタイプの頭痛です。仕事上の姿勢で同じ体勢を続けてとっている人、たとえばパソコンなどでの使用で長時間うつむいた姿勢が続いたりするようなひとですね。 また極度のストレスがかかった時になどに起こることが多いといわれています。 頭や首、肩などのこりやストレスが原因になっていたりします。 首、肩のコリを取るような軽度な運動を、休み時間の中にでも取り入れて予防しましょう。 2. 片(偏)頭痛…激しい頭痛で、こめかみの辺などがズッキンズキズキ、ズッキンズキズキと痛み、吐き気を伴うようなこともあります。女性に多いといわれています。脳の血管の拡張が原因で、その周辺の神経を刺激するようです。 現代医学の進歩は素晴らしいものがあります。最近このタイプの偏頭痛予防薬、片頭痛発作の初期に使用すると頭痛が速やかに抑えられるという治療薬が続々と出てきております。もちろん一般販売薬ではなく処方箋薬という法律上の指定ですので、病院内で、もしくは処方箋を書いてもらってお薬を調剤してもらいます。 3. 群発性頭痛…片側の眼の奥の激しい痛みがあり、一度この頭痛が起こると群発地震のように、1〜2ヶ月続くと言われています。とても普通では痛みのコントロールが難しいので、お医者様の指導を受けることをおすすめいたします。 この中でも有名な『片頭痛』に対して、意外にも漢方薬もいけるという話をします。 この片頭痛は女性に圧倒的に多いのですが、もちろん男性にもあります。女性では生理時期に絡んで、多くは生理前に起きることが多いようです。 あるいは疲れたときなどに発作のように頭痛がおきます。 よって月に1回の人もいれば、数回の人もいます。 耳の後ろからこめかみの所へ痛みが来て、頭痛になっていくようです。 その時にくびすじが非常に凝っていることが多く、手足の冷えている人が多いようですね。 頭痛発作時には、めまい、吐き気、あるいは嘔吐(からえずきか胆汁様のもの)が同時に起こることが多いようです。 この「めまい」「吐き気」という面から、片頭痛だけでなくメニエール症候群などにも応用されることが考えられます。 この漢方薬は発作が起こってからでももちろん効果がありますが、一番良いのは片頭痛の起こる前兆のときです。 その前兆というのは、片頭痛もちの方なら自分のタイプのものを感じておられるだろうと思います。 現代医学的に言えば、だいたい片頭痛発作の起こる30分あるいは直前に『閃輝暗点』と呼ばれる、ギザギザした光や星のような光が見えたりする症状があります。また視野が欠けたような状態になったりすることもあります。これらの症状は片頭痛が起こると消失します。 また片頭痛そのものは、72時間(3日間)を超えることはないと言われています。 その前兆時にすぐ一回分をのむと、そのまま起こらないで終わることがあります。 もちろん頭痛発作が起こったときにすぐに飲んでも、まずすぐに収まると思います。 漢方に非常に相性の良い人は、最低2〜3ヶ月以上お続けになられると、片頭痛事態が起こらなくなることがあります。 この実例は、相談カードを探し出すと過去にかなりの数があると思われますが、今回はありきたりな例ということで省きます。 今回は片頭痛の話だけを書きましたが、このタイプの頭痛が一番劇的に効くという経験をするだろうということで選択しました。 もちろん普通の慢性頭痛の方も、漢方薬は有効ですから、遠慮なくご相談ください。 ただ普通の頭痛の方が、治療が長くなる傾向がありますね。 お悩みの方はご相談ください。 2005年年5月分 目次に戻る 漢方相談カードへ |
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